一つは「吸酸除炭(酸素を吸入し、二酸化炭素を排出する)の作用を行うこと」であり、もう一つは、生命を生かすのに必要な「活力なるものを充実させること」である。後者は、この宇宙にあまねく存在しているエネルギーを吸収する、という働きであり、肉体の活発化だけでなく、精神方面にまで力を供給していく効果がある。 呼吸操練とは、この二つの意義を踏まえたものであり、その効能は次の通りである。 *血液の循環がよくなり、血圧を正常にする。 *血液が清浄になり、新陳代謝がよくなる。 *神経系統の生活機能が活発になる。 *内蔵の働きがよくなる。 *呼吸器官が強化される。 *肺呼吸・組織呼吸が活発化される。 *消化呼吸・排泄を促進する。 *精神生命までも充実する。 *したがって全生命に活力が充満する。 |
※クンバハカ:肩の力をヌキ、おろす。下腹部に気をこめる。
肛門をしめて上に吸い上げる(巻き上げる)。
1.かかとあげ
自立神経を鍛え、強化する。
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2.指はじき
神経の働きが活発、俊敏になる。
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3.息吹き
肺呼吸と組織呼吸が旺盛になる。
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4.胸たたき
肺気胞を刺激し、肺の機能を促進する。
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5.背さすり
肋骨と肋骨筋を強化する。
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6.腕開き
胸胞を拡張し、呼吸機能を強くする。
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7.膝まげ
血液循環がよくなり、心身が活性化する
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8.清め
肺の中をきれいにする
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9.気合い
心身にカツを入れる。
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